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河内風穴報告書

河内洞窟探索 報告書   報告者 小太郎

西沢、ホホ、藤本・・小太郎・Mさんで8月23日、河内風穴に入った。

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 1930にルームに行くと、藤本とホホ+西沢で晩飯を作ってた。それを食ったあと、穴の用意をして、ルームを出たのは2030。そこからチャリンコで京都駅へ。川端通りは使わぬが吉。京都駅に着くとチャリをばらして、袋につめる。コタロのランドナーは、プライヤを忘れたのと、やる気があんまなかったので、ほとんど原型のままりんこう袋(アドベンチャーの袋)をかぶせる。ホホは手馴れたもんで、ものすごい手際がよかった。結局、京都駅発は2200くらい。りんこうに一時間もかかっていたらダメだなぁ。琵琶湖線に乗って、南彦根へ。南彦根の駅で、チャリを組み立て河内風穴を目指す。夜はすごい冷えて、チャリをこぐとすぐに頭がかゆくなる。最後のコンビニでひと休憩。ヤン僧がいまして、少し不愉快でした。そこからまたこぎだすも、道が分からず、雨も降ってきたので、コンビニに戻って地図を見ていたら、吉本がケイバー仲間に声をかけられた。なんでも近くの公民館で、広大と岡大のケイバーと飲んでるとのこと。誘われたのでほいほいついて行く。すると、広大と岡大のケイバー達はもうかなり出来上がっているご様子。さっそく参加して、お酒をいただく。ほどほどに酔ったところで就寝。ホホは、こんな所で高校のころの友達と出会ったそうな。

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 7:30起床。昨夜はかなり冷え込んだけど、藤本がバスの待合室を見つけてくれたおかげで熟睡できた。二日酔いにはなってないみたい。さっそくパッキングして、朝飯。今日のメニューは、藤本持参の焼きそば。かなりうまい。生卵をかけて食うと、見た目はキモイが味は濃厚でかなりうまい。腹も満ちたところで、昨夜のお礼を言って、出発。実は、河内風穴までまだ10キロ弱あるのだ。途中管理人さんの車と遭遇し、車で荷物を運んでもらった。そのおかげもあり、風穴着は900ごろ。このころには、雨が降り出してた。さっそく入洞準備。管理人さんがコーヒーを出してくれました。


準備に手間取って、入洞したのは
1015ごろ。観光洞の時点で、すでにテンションがあがってきていた。最初は吉本以外トップでわらわら行く。と、さっそく道に迷う。吉本もなんか不思議そう。結局、最初の分岐で間違って右に行っちゃったのが間違いだったみたい。気を取り直して、ドンガラガンへ。ドンガラガンには、1045着。吉本から「むかしドンガラガンと落盤があったから、『ドンガラガン』」と名前の由来を聞いて、少し怖くなる。落盤かぁ。もし起こったら、死ぬしかない。気を取り直し、トップを吉本に交代して、シアターホールを目指す。ここいらは細い穴で、ザックが非常に邪魔。シアターホールには1055着。あまりの広さにはしゃぐ。ここでいつか映画を上映してやろう。映画を映せそうな大きな一枚岩は、他のとはちょっと違うかんじ。少し遊んで、番号をおいて出発。しばらく歩くと見たことのある岩の形を発見。あれっ?。迷って、元の場所に戻ってきてました。穴って怖え〜。方向感覚は完全に麻痺。ドリームホールに行く穴の、右の穴を行っちゃったみたい。ここは三つ穴があって、真ん中が正解。シアターからドリームは目と鼻の先なのに、シアターをぐるぐる回っていたので、ドリームについたのは1125ごろ。ドリームはほとんど通過しただけ。ひたすら上る。馬場門入り口で後ろを振り返ると、ものすごい上ってきていてあせった。ドリームホールはかなりでかい。馬場門はいつか行きましょうということで、どんどん進む。途中核心のクラックを通ったが、少し高度感があるくらいで、問題なし。その前のホールドとスタンスがほとんどない小クラックほうが、むしろ難しかった。確信のクラック降りるとすぐに、小さな穴をくぐる。ここには、どう考えても人工的に折ったとしか思えない切り口の鍾乳石があった。番号札をここにもおいて、玉座のいすを目指す。玉座のいすには、1144着。ここで休憩。ピーナッツクラッカーをこぼさず食うのは難しかった。しばらく休憩したら、石切り場へ出発。石切り場には1200過ぎ着。ここに、番号札をおいてどんどん奥を目指す。ここいらから、水溜りがでてきた。冷たい。けど、どろどろ感が少し快感。時間があまりないことが分かったので、最奥に行かずに、とりあえず二水を目指す。すると、土が粘土質になったので、粘土で遊びだす。藤本のヘルメットに、皆で泥団子をくっつけたり、角をつけたり。藤本はバイキング・ブッダになっていた。藤本のヘルメットではもう遊べなくなってきたころ、ホホが近くの鍾乳石を使って、卑猥なものを作り始めた。妙にリアルでかなり笑えた。かなり遊んで、この場所を男根エリア(うわ〜活字にするとひどいなこれは。)と名づけ、出発。と、迷っていることに気づく。見覚えのあるところに戻ってきてしまった。本当に洞窟って怖い。


1330迷いながらも、二水到着。何でも裏ルートから来てしまったらしく、二水の入り口に行くのに水溜りの中を通らなくてはいけなかった。二水の入り口は、想像以上に狭く、吉本にここだと言われたときは、もう帰りたくなった。というか、ホホが行かなかったら、間違いなく二水は断念しただろう。メットも通らない、細い穴を恐怖と戦いながら降りて行く。もし、途中で身動きできなくなったらと考えると足が震える。結局、藤本は二水に降りるのは断念。吉本も降りなかった。ホホと二人で、二水を汚した後、また狭い穴を戻る。本当に怖かった。メットをはずして、真っ暗になった瞬間は、発狂しそうだった。まぁ何とか、脱出できて、一休みする。藤本の大福もちは絶品でした。もう時間もないのでそのまま引き返すことに。すると、また迷う。行きに迷って、変なところに番号札を落としてきたせいで、道が非常に複雑になってしまった。ループしているところもある。記憶を頼りに番号を回収して進んでいると、なぜか男根エリアに戻っていた。本気でビビる。分岐に一人残置して、しらみつぶしに調べる。精神的に疲労してきて、パニックに陥りかけていたころ、石切り場に置いておいた番号札を発見。やっと帰れる。番号札と、ホホが作った男根様には本当にお世話になりました。あれがなかったら、穴から出れた自信がない。少し落ち着いて進む。行きは迷うはずがないと思っていたところでも、帰りは迷ってしまう。核心のクラックを過ぎたところなんかは、絶対迷わないと思ったのに、間違えてしまった。ドンガラガンのところも、帰りの道が分かりにくい気がする。(少なくともコタロには、どこか分からんかった)まぁ何とか観光洞までたどり着くことが出来て、一同ほっとする。


観光洞に出ると、観光客との温度差に戸惑った。第
0水流をみて、洞くつを後にする。外に出ると開放感がすごかった。お堂のところで、着替えをしたり洗濯したりして、帰る準備をしていると、管理人さんにお茶を呼ばれる。お菓子とかも出してくれて、至れり尽くせりだった。お礼をいって、チャリで出発。電車代をケチるために、八号線を南下するも、あまりの雨と夜の闇にテンションだだ下がりで、一駅こいで電車に乗る。帰りは山科駅で降りたけど、京都駅より100円くらい安いのに、距離は大して変わらないのでお勧め。ルーム着は2100。鎌田が迎えてくれました。

 

追記

 広大と岡大の探検部は、非常に社交性に富んでいて、うちとのギャップを感じました。二水行って思ったけど、水流くだりも結構面白そう。今の技量じゃ無理だけどね。洞くつは怖いし、息苦しいし、おもろかった。

 

反省

     チャリンコは事前にりんこう出来るか確かめておきましょう。その時にどんな工具が要るのかも確認しとくべき。

     それに加えて、ランドナー重すぎ。泥よけとか、キャリアーははずしとくべき。

     穴に入るのに、くるぶしソックスはないな。足首とか丸見えで、非常に危険。

 

 

・ ルートやエピソードを教えて下さり、車まで出して下さったMさんには感謝感謝です。